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2020-12-28

ステイホーム中の省エネ対策

こんにちは。宮部です。

30年前の1990年5月2日付の岐阜新聞が、

「2020年、人類の半数が伝染病に」という記事を載せていたとかで一時期話題になりましたが、

ほぼ的中となってしまった新型コロナウイルスにより生活様式がガラッと変わった2020年が間もなく終わろうとしています。

リグスタイルカンパニーも本日仕事納めとさせていただき、

勝手ながら明日12月29日から、1月6日までお休みとさせていただきます。

 

ゴールデンウィーク期間中同様、ステイホームが叫ばれる年末年始ですが、

家に居る時間が増えれば、当然家で使うエネルギー消費量も増える事でしょう。

言い換えれば光熱費が上がるという事です。

ただでさえ冬場は光熱費がかさむ時期。

そんな時にどの様にすれば省エネでも快適に過ごせるのか、少しご紹介しようと思います。

 

①給湯によるエネルギー削減

ご家庭で使うエネルギーは、暖房、冷房、換気、給湯、照明、家電等の6種類に分類されます。

その中で最も大きな割合を占めるのが給湯です。

この時期はお湯の温度を高めに設定しているご家庭も多いと思います。

設定温度が高ければ、使うエネルギーが増えるというのは何となくイメージできるのではないでしょうか。

単純に、お湯の設定温度を下げればエネルギー消費量は減ります。

さすがに入浴時は寒くなって風邪を引いてはいけないですが、

例えば食器を洗う時、帰宅時やWC後の手洗いの際にお湯を使っている人は、

ぬるま湯程度に抑えておくことで、少なからずエネルギー消費量を抑えることが出来ます。

シングルレバー混合栓を使用しているご家庭なら簡単ですね!

 

②暖房によるエネルギー削減

日中晴れている日は、太陽光が室内に入る事で熱が発生します。

普段日中もエアコンを付けっぱなしにしているご家庭であれば、

エアコンの設定温度を1℃~2℃ほど下げてみてください。

もちろんカーテンやブラインドは開けてくださいね!

外からの目線が気になる方は、レースカーテン程度なら支障ないでしょう。

 

今度、夜間は窓から逃げる熱量がたくさんあります。

カーテンなどを閉めれば、窓廻りの断熱性を高めることが出来ます。

ただし、完全に締め切ると今度は結露の心配が出てきます。

高気密高断熱住宅であればエアコンでの暖房になるので、湿度が低くなりやすいので

結露しても少ない量で済みますが、高気密高断熱でない住宅にお住まいの方は、

カーテンを完全に締め切らず、5~10㎝程度隙間を開けておきましょう。

理想は床から10㎝程度空いていると、結露量は減らすことが出来ます。

 

ちなみに暖房はエアコンが最も効率よい空調設備です。

ガスファンヒーターや石油ストーブは熱と一緒に水分も空気中に放出する為、

結露がめっちゃ出ます。カビの原因にもなるので、

特に高気密住宅であれば避けましょう。

 

③換気によるエネルギー削減

換気がうまく行えていないと、室内の空気が汚れるばかりか

湿度が高まり、結露やカビの発生率が上昇します。

また排気ファンが空回りしている状況になるので、少なからず無駄にエネルギーを消費します。

 

換気をうまく行う方法は、1に掃除、2に掃除です。

各居室に給気口があり、WCや洗面などに換気扇がある「第三種自然換気」方式を採用しているご家庭であれば、

給気口のフィルター掃除、そして換気扇のファンと、外側のベントキャップという外壁面の排気口にホコリが蓄積していないか、確認しましょう。

特に排気口が詰まっていると排気できず、結露もひどくなります。

お恥ずかしい話、昨年私の自宅で、これが原因でサッシ廻りにカビが発生しました。

少量で済んだのが不幸中の幸いでした。

 

給気排気共に機会を通して行う「第一種換気」を採用しているご家庭は、

給気側と排気側それぞれのフィルターを掃除しましょう。

また、熱交換をするための部位が取り外し可能な物であれば、

これもホコリが管の中に詰まっていないか確認しましょう。

第一種換気は、屋根裏などに本体が格納されていることがほとんどなので、

掃除を怠る方が多いのも実情です。

 

当社オーナー様宅で、DSDDをご採用されているご家庭は、

外部にある給気口フィルターを掃除しましょう。

排気側は特に何もする必要はありません。

 

換気によるエネルギー削減は少量に過ぎませんが、

エアコン効率と室内空気の鮮度を保つためにはとても大切な事です。

年末の大掃除項目に、是非加えてくださいね!!

 

まだまだこれから寒さが増し、更に大晦日~元旦にかけて寒波が来るという予報もあります。

体調には十分にご自愛いただき、ましてやコロナにはより一層の注意を払いつつ、

ご自宅で楽しく、快適に、健康で過ごすお正月であることを願っております。

 

来年は丑年、私は年男です。

リグスタイルにて仕事をさせて頂くようになって、間もなく1年になります。

この1年、10数年培ってきた私の経験や知識を余すところなくご提案に組み込んでまいりましたが、

更に上を目指して、1人でも多くの方のお力になれるよう、

闘牛のごとく突き進んでいこうと思います。

幸福な2021年となりますように。

 

 

2020年は大変お世話になりました。

2021年も引き続き、リグスタイルカンパニーと、ついでに宮部も、

どうぞよろしくお願いいたします。

 

岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!

 

それでは、良いお年を・・・♬

©2021 LIG STYLE Co.