こんにちは。宮部です。
最近お休みの日は何かと私用が入り、なかなか自宅でゆっくりする時間が取れていませんでしたが、
先日のお休みの日には久々に子供の保育園送り迎え以外は自宅から出ない1日を送ることが出来ました。
これ見よがしに溜まっていたTV番組や映画を見たわけですが、
その中で映画公開中から見たかったけど見られなかった、「フクシマ50」という映画を鑑賞。
そう、東日本大震災の時の福島原発事故の実話が映画化されたものです。
災害に対する恐怖と、備えの重要性を考えさせられるものでしたが、
地震に対する「備え」として私たちができる事と言えば、
住宅の耐震性になります。
(前置き長くてすみません (;^_^A)
以前、住宅工事を始める前に「確認申請」という役所への申請が必要で、
そこで木造2階建ての住宅は耐震性についてのチェックはないというお話をしました。
今回は、その耐震性のチェックをどの様に進めているのかをお伝えします。
やり方はいろいろありますので、当社の場合でお話しします。
まず、リグスタイルカンパニーのお家は、全て耐震等級3、或いは耐震等級3相当の耐震強度を誇ります。
そもそも耐震等級とは、建築基準法で定められている強度以上、1.25倍未満であれば耐震等級1。
建築基準法の強度より、1.25倍以上1.5倍未満であれば耐震等級2。
建築基準法の強度より、1.5倍以上であれば耐震等級3となり、最高等級になります。
当社はこの強度チェックは全て、外部の構造設計建築士という構造計算専門の方に依頼して行います。
私がまだ学生の頃、姉歯耐震偽装事件という、建設業界を揺るがす大事件があって以来、
構造設計を専門とする建築士資格が誕生しました。
お医者さんで言う所の外科や内科といった専門分野ですね。
その専門家に、柱や梁1本1本の強度を計算してもらう許容応力度計算を標準仕様とし、
平屋や2階建てでも簡単な造り(複雑でない間取り)で、お施主様のご意向によってはN値計算などにより
耐震性を確認しています。
結果、耐震等級3の認定も取得し、地震保険の割引も適用できるようになっています。
ちなみに岐阜県と愛知県とでは地震保険料は異なり、
愛知県は岐阜県のおよそ2倍!!
愛知県で建てられる方は、尚更重宝する認定書ではないでしょうか。
日本で生活していれば、一生に一度は経験すると言われる大震災。
東海・東南海地震もいつ来てもおかしくないと言われ続けて早数十年。
(少なくとも私が小学生だった25年前には言われていました)
備えあれば憂いなし。安全すぎて困る事はありません。
私たちは、デザインや快適性だけの家は造りません。
岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!