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2024-01-07

耐震等級はどこまで必要?後悔しないための家づくり

先日、令和6年1月1日に起きた最大震度7の能登半島地震。

震源の石川県から離れた岐阜県でも高山市・飛騨市では震度5弱を観測しています。

 

お家づくりを検討されている方にとってはマイホームの耐震性についても関心が強くなる出来事だったのではないでしょうか。

 

過去に耐震性について大きく注目が集まったのは2016年の熊本地震でした。

今回は熊本地震の被害状況なども交えながら、耐震等級はどこまで必要なのか。最高等級の3を取得する場合のメリットなども合わせて解説します。

 

耐震等級に関しては前回記事にまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

【基礎】耐震等級とは?1・2・3の違いを解説

 

大規模地震の住宅被害状況

 

新耐震基準は耐震等級1または2という住宅です。

耐震等級1は震度6強~7が起こったときに倒壊しない耐震性を持ち、地震が起きても逃げられる強さはあるということです。

しかし、2016年の熊本地震では震度7が2回起きたことで多くの建物が被害を受けました。

 

調査の結果、1981年の新耐震基準が導入された後に建てられた住宅でも約8割で損傷が起きているのに対し、耐震等級3の住宅は約9割が無被害。

 

そして、今回の能登半島地震でも現時点での調査では、対象の100棟のうち40棟が全壊、その半数が新耐震基準導入後に新築・改築された住宅で、10棟の倒壊被害もあったとされています。

読売新聞|「新耐震基準」導入後に新築・改築でも半数の木造家屋が「全壊」に…石川・珠洲の現地調査(https://www.yomiuri.co.jp/science/20240106-OYT1T50160/

 

能登半島地震でも1月1日から6日まで最大震度5以上の地震は14回も発生しています。

本震だけでなく余震の揺れも大きく、住宅へのダメージは重なっていると考えられます。

 

耐震等級3の必要性

耐震等級はどこまで必要なのか。

結論としては、過去の被害状況をみても、ほぼ無被害に抑えられる耐震等級3は今後も必要になると考えています。

 

これまでにも建築基準法で耐震基準は改定を重ね、より地震に耐えられる家づくりが義務化されてきました。

しかし、まだまだ住宅業界でも耐震等級に対する意識はそれほど高まらず、耐震等級2や3相当の住宅も多くあります。

 

大規模地震が起きたとき、命を守ることはできても、大金を払って手に入れたマイホームが倒壊し、さらにお金をかけて補修することが幸せにつながるでしょうか。

 

耐震等級3は震度6強~7の地震に対しても軽い補修程度または無被害の割合が高まるため、地震が起きても今まで暮らしてきた家に帰り、安心して住み続けることができます。

 

私たちは命だけではなく、これまでの暮らしや今後の暮らしも守っていきたい。

安心に住み続けることができる家を建てることは私たちにとっての使命でもあると考えます。

 

耐震等級3にすることのメリット

耐震等級3を取得するには申請費用がかかりますが、地震が起きたときの安全性だけでなく、ほかにも割引などのメリットがあります。

 

【地震保険の保険料50%割引】

耐震等級が上がることで保険料に適用される割引率も大きくなります。

耐震等級1:10%割引

耐震等級2:30%割引

耐震等級3:50%割引

 

地震保険の基本料率についてはこちらを参考にしてください。

財務省|地震保険の基本料率(https://www.mof.go.jp/policy/financial_system/earthquake_insurance/standard_premiums.html

 

【フラット35Sの金利優遇】

住宅ローンの長期固定金利「フラット35」では、耐震等級3の住宅は耐震性に優れるとされ、「フラット35S」(金利Aプラン)が適応されます。

「フラット35」と比べて10年間0.25%の金利引き下げが受けられます。

 

<借入額3000万円(融資率9割以下)、借入期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なし、借入金利年1.80%>の場合、「フラット35S」(金利Aプラン)なら総返済額が約74万円お得になります。

 

【フラット35】S(https://www.flat35.com/loan/flat35s/index.html

 

 

まとめ

今後、南海トラフ地震や首都直下地震も起きるとされ、どこで巨大地震が起きてもおかしくない日本では、耐震等級3を目指すことが求められていきます。

 

リグスタイルでは耐震等級3は許容応力度計算にて全棟取得。さらに制震にも力を入れた耐震等級3+αの家づくりをしています。

耐震と制震との違いなどはまた後日コラムにてご案内させていただきますので、ぜひリグスタイルのHPをチェックしてお待ちください😊

 

もちろん、直接のお応えもできますので、見学会やイエノコトカウンターにてご予約・ご相談ください🙇‍♀️

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リグスタイルカンパニーの今井でした😊

 

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