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2024-05-12

冬場に取り込めている本当の太陽熱と実際の室温

こんにちは!設計の松本です。

 

今回は当社が取り組んでいる

パッシブデザインの冬場の日射取得について

お話したいと思います。

 

実はシミュレーションをしていても

日陰の影響を考えないと冬場の室温は

もう少し下がるかもしれません

 

一番初めの画像の家で通常通り

性能数字を計算していくと

下のような性能数字になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回特に注目していきたいのは

ηAh値という冬場の室温に関わる項目です。

これは冬にどれだけ太陽熱を取り込めているのか?

と数字で表した数字です。

 

 

実際に日照シュミレーションをしていくと

下の画像のように日陰ができてくるのが

分かります。

時間帯としては10時~15時を注目してみていきます。

 

この日影を加味して南の窓にどれだけ太陽熱が当たっているのか?

という割合を計算していきます。

計算をすると南の窓に対して

それぞれ何%当たっているのか?が分かります。

当社のルールとしては

Ua値0.46W/㎡KのときLDKに対して20%前後確保する。

としています。

 

今回の計画の家はUa値0.36W/㎡Kのため

少し減らした17.5%でOKとしています。

 

この実際にあたっている割合を加味した

性能数字の計算が下の通りです。

最初の計算から

ηAh値が2→1.5に変わっています。

周辺環境による日陰の影響で数字が変化します。

 

この実際の日当たりで室温のシミュレーションを行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬の朝6時で16.3℃

MAXが20.51℃になっています。

当社基準は

朝6時で15℃以上・MAX20℃以上としています。

 

今回の家は当社の基準としてはクリアしているため

性能としては文句なしの住宅です。

 

今回は室温のシミュレーションに

フォーカスしてお話をさせていただきました。

 

見えている計算の数字がどれだけ良くても

実際はどうなのか?ということは

ものすごく重要な要素だと思います。

 

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以上、岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の松本でした!

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