以前、このブログでも書いたリグスタイルのモデルハウス。
本日、無事に地鎮祭を終えて、ようやく建築が始まります^^
手力雄神社さま、ありがとうございましたm(_ _)m
実は、当初はモデルハウスを建てることに躊躇していました。
ただ、将来的に売却する「移動展示場」というスタイルであれば、
その経費も最小限に抑えられることと、
いまリグスタイルで取り組んでいる「現場性能」を、
現場検証するためにはモデルハウスが必須であると判断しモデルハウスの建築を決断しました。
いま、リグスタイルでは、お打合せをしているお客様に必ず、
「現場性能を大切にしてください」というお話をしています。
現場性能というと、なかなか伝わりづらいのですが、
簡単に言うと「住み始めてから必ず発生する物理現象の対策を施した家づくり」
ということです。
全然簡単じゃない…という声が聞こえてきそうなので、
もう少し噛み砕いてお話しします。
近年、価格やデザイン、間取りだけではなく、耐震や断熱、気密といった、
性能に目を向ける方が多くなってきました。
ただ、実際のところ、「耐震等級」をはじめ、
「Ua値(外皮平均熱貫流率)」や「C値(すきま相当面積)」などの性能数値は、
どこの住宅会社でも高い数値を出そうと思えば、誰でもできます。
それが決して悪いわけではないのですが、
リグスタイルの家づくりでこだわっているのは、その「数値」ではありません。
(もちろん、性能数値自体も岐阜最高級のレベルだと自負しています。)
リグスタイルがこだわっている「現場性能」とは?
私たちがこだわっているのは、「住み始めてから絶対に起きる現象」に対して、
どんな材料を選択すべきなのか? どんな工事をしてべきなのか?
ということです。
たとえば、「冬」になると木が痩せます。
では、断熱材に密着していた木が痩せると、何が起きるでしょうか?
発泡ウレタンのように施工して固まってしまっうような断熱材に
くっついていた木が痩せると断熱材との間にすき間が生まれますよね。
もし、室内に防湿シートを貼らずに施工をしてしまうと、
その隙間には冷たい空気(外気)が流れはじめるので、
みるみるうちに壁内に結露しはじめます。
結露が発生すると、断熱材が水分を含みます。
すると、加水分解性(水に反応して分解をはじめる性質のこと)を有する断熱材であれば、
残念ですが、どんどんその断熱力が失われていきます。
結果として、壁の中は結露で濡れた状態になり、
断熱効果も失われ、外壁が汚れ、室内は寒い…
という最悪な状況になってしまいます。
防湿気密シートの施工は言うまでもありませんが、
本来は、木が痩せても、隙間が生まれないような
伸縮性を持った断熱材を利用すべきです。
そして、多少の結露が発生しても
安心な加水分解性を持たない断熱材を利用すべきなのです。
ちょっと難しいお話になってしまいましたが、
リグスタイルでは、そんなマニアックなことにまでこだわって、
部資材の選定を行っています。
そして、数値的にも体感的にも最高な空間を創り上げるため、
私たちはモデルハウスの建築を通して、
自社オリジナルの実証データを取ることにしました。
正直、リグスタイルのスタッフ全員が、
デザインも、価格も、間取りも、現場性能も納得したお家なので、
きっと完成したお家を体感したら、
リグスタイルで家を建てたくなっちゃうと思います(笑)
というくらい自信があるお家です。
ぜひ楽しみにしていてください^^
もちろん、お家づくりは楽しくやらなきゃいけません。
でも、時には性能などの「難しいと思っていたこと」について学んでみてください。
分かりはじめると、意外に楽しいものですよ。
もし、「1年を通して超快適な家」をつくりたい…という方は、
マニアックな話を聞きにいらしてください。
頭から湯気が出ない程度に、お話しさせていただきます(笑)
完成は、来年1月ごろを予定していますので、楽しみにしていてください。
ちなみに場所は、羽島郡岐南町(岐南西小学校区)です^^
なかなか土地が出ないエリアなので、
このエリアで新築を検討されている方は、
ぜひ、リグスタイルのモデルハウスの購入もご検討ください(笑)
とにかく、めっちゃいい家になりそうです!!