こんにちは。宮部です。
本日は1年で最も昼が短い日、冬至です。
同時に、太陽高度が最も低い日でもあります。
その為昼間室内に太陽光を取り入れようと思うと、
周辺の建物などの影響で日が入りにくくもなります。
陽が入りにくいと、せっかく暖かい太陽の熱をうまく利用することが出来ず、
暖房器具に頼らないと暖かくならない、省エネならぬ労エネな家になってしまいます。
ですが陽が入れば、太陽熱で室内が暖まるので日中は暖房器具を使わなくても良くなります。
この考え方を取り入れた住宅を、パッシブデザインハウス(冬ver)と言います。
これを実現するためには、計画する土地の周りに建っている建物などの影響を検討しなければなりません。
特に冬至は太陽高度が低くなるので、最も入りにくい日と言い換えられるでしょう。
だからこそ、冬至の太陽高度で日照シミュレーションを行う必要があります!???
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NO!!
実は冬至での日照シミュレーション、
よりも、
もっと考えておかなければならない時期があります。
それは、「1年で最も寒くなる日」です。
冬至と言っても、昨今であればまだまだ冬の序章に過ぎない時期です。
岐阜で言えば、1月中旬が最も寒くなる季節ですね。
最も寒くなる時期に、いかに太陽光を室内に取り入れられるか、
これがものすごく大切です!!
だから、日照シミュレーションは冬至ではなく1月中旬で行うべきだと考えます。
「冬至で日が入るなら、太陽高度も上がるし1月中旬でも入るんじゃないの??」
確かにその様になる住宅(窓)もあります。
ですが、その窓の上に庇があったらどうでしょう?
庇は雨をよけてくれるし、夏の日差しを遮ってくれるので便利なアイテムです。
しかし冬の事を考えるとちょっと邪魔。
でも季節に合わせて取り外しは出来ないし、庇がある事で窓の上から徐々に日影に転じます。
だから1月中旬でシミュレーションを行うのがベストなんです。
そもそもちゃんと日照シミュレーションを行っている会社は少ないです。
行っている会社は、真摯に本質的な家づくりを考えているなと私自身も共感します。
あとはその精度と考え方。
太陽熱は誰もがタダで使える熱源です。
これを使わないのは勿体ないですよね?
自分が所有している土地や、検討中のだったらどうなんだろう?と気になる方、
是非一度ご相談くださいませ!
岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!