こんにちは。宮部です。
新年度を迎え、新しい環境で生活をされている方も多々いらっしゃることと思います。
私の長男もこの春からピカピカの1年生!
毎朝保育園へ送っていたのが、学童へ送っていくようになりました。
保育園からのお友達も何人かいるのが幸いですが、
新しい環境でも楽しく過ごしてくれるかな?と心配になるのが親なんだなと少々実感しております。
さて、4月といえばいろいろと変化のある季節です。
今年に限っては、住宅の性能計算に関する法改正もその一つです。
今回大きく変わったのは、
壁や屋根の付加断熱に関する計算方法、
基礎断熱の線熱貫流率の考慮と断熱補強考慮の廃止、
そして最も大きな変化が開口部と遮蔽効果の検討内容の変更です。
リグスタイルカンパニーの標準仕様でいけば、
壁、屋根に関する変化はなく、基礎断熱も立上り部分の断熱補強が加味されない事で、
数字的な変化は僅かながらにあるものの、大きな変化とは言えません。
ですが開口部・・・これが非常にシビア!!
日射取得に関する評価が〝どえらい″厳しくなっています。
直近でご契約を予定しているお宅にて計算しなおしてみると、
改正前のηAHが2.4だったのに対し、改正後は1.9まで下がります。
冬の室温シミュレーションにすると、日中の自然室温(暖房を一切使わない時の室温)
が、約2℃も異なります。
それでもこのお宅の自然室温は、無暖房でも約20℃まで上がる想定なので
快適で健康で省エネな住宅にはなっているのは、パッシブデザインを駆使したおかげとも言えます。
更にこの4月から、建築士からお施主様への性能表示及び説明が義務化されます。
嫌でも住宅会社はお施主様へ話をしなければならない、という訳です。
(※お施主様が不要と答えれば、説明の義務はなくなります。)
つまり、今後は高性能な家でないと、今後建ててはいけないよという国からのフラグと言えるのではないでしょうか。
それも単に断熱性(UA値)だけでなく、
冷房期(夏季)の平均日射取得率、暖房期(冬季)の平均日射取得率にも気を使わなければ、
一次エネルギー消費量にも大きな差が生まれ、
結果、「快適で健康で省エネな家」にはなりにくいという事になります。
我々とすれば大きな変化ですが、
これをお客様が知って判断するのは至難の業。
でも、こういう変化があったんだという事だけでも知っていれば、
性能を重視する方にとっては一つ会社選びを進めるうえでの判断材料になりえるのではないでしょうか。
まだ他にもいろいろな変化や要素があります。
気になる方は是非一度、お話を聞きにお越しくださいませ♪
岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!