こんにちは!宮部です。
年明けから早1ヶ月、日々全力で仕事にプライベートに励んでおります。
忙しい日々の中でも、自分自身の能力を引き上げるための研修にもいくつか参加させていただいております。
よく社会で言われることですが、「重要かつ緊急性の高い事」を行うのはもちろんですが、
「緊急性は伴わないが重要」という項目をいかに時間作るのか、
これがその人、会社としてのレベルアップに繋がります。
そんな訳で、12月から月に1~2回のペースでパッシブデザインの設計勉強会にも参加しております。
講師は私の前職の時の元上司であり、私とリグスタイルを結び付けてくれた方。
私の設計のベースはこの方に鍛えて頂きました。
私自身パッシブデザインの勉強を始めてからまもなく10年くらいになろうかという所ですが、
最近では某大手〇〇工務店でもパッシブデザインを謳うようになりました。
やはり時代は省エネだけでなく、「省エネかつ快適」に向かっているんだなと実感させられます。
一方で疑問も感じます。
パッシブデザインとは、建物の周りにある自然エネルギーを最大限に活用・調節することで
快適性と省エネ性を設計手法にて実現する考え方です。
工場生産で基本規格となる住宅が、パッシブなどできるのか?と。
単に窓が大きければ良い、庇が出ていればよい、通風計画がなされていれば良い
という単純なものではありません。
周辺の建物の環境(建物との距離、高さ等)、土地が向いている方位、地域、気象条件など、
隣の土地でも全く同じにはなりません。
(十数件が規則正しく並ぶ分譲地の真ん中あたりならあり得ますが…)
そんなものはパッシブでも何でもない。ただの設計士の自己満足です。
「なんちゃってパッシブ」が蔓延している事が、
これから家づくりを行い、健康で幸せになりたいと思う人を不幸にしてしまうのではと危惧しています。
ちゃんと長期的に性能が維持されて、生涯快適で省エネで、何の不自由もない住宅であれば、
別にリグスタイルでなくても構いません。
ですが、少なくとも私が関わった全ての方々には幸せになってほしい。
心からそう願い、日々勉強に励んでおります。
トップのCG写真は、
約6年も前から私の事を信頼してくださり、より快適性を、より省エネ性を求めているO様邸です。
信頼してくださるお気持ちに、私は必ず答えなければならない義務があります。
岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、
LIGSTYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!