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2022-08-23

温故知新

こんにちは!宮部です。

先週は盆明け早々という事を言い訳にブログをサボってしまったので、

お盆中に見た工夫を紹介したいと思います。

 

お盆中、思い付きでドライブがてら京都へ行ってきました。

子供も義理の両親に預け、妻と義妹と3人、久々の観光らしい観光。

その中で金閣寺にも立ち寄りました。

天気はギリギリ雨に降られず、曇り空をキープ!

移動中にスコールの様な雨が降るのみ。

晴れ男の本領を発揮してきました(^^)

 

久々に行きましたが、何度見てもきれいですね!

建築の知識や経験が深まってから行くと、また見る視点が変わっている自分にも気づくことが出来ました。

 

まずは配色。

金閣寺は金色一色ではないんですね!

1階部分は木と漆喰の白の2色でまとめられ、

これがあるから上層階の金色が更に引き立てられているように思います。

何でもかんでも派手にしてはいかん!という事に感じます。

これを住宅に置き換えると、いろんな所にアクセントを付けるのではなく、

強弱が大切。目を引きたい部分の周りには、引き立て役のシンプルな空間がなくてはならない。

という事になります。

タイルを張るならその部分以外は白いクロス・・・とか。

 

次に、妻からも「マニアックな写真やな」と言われましたが

金閣寺の軒の出は意外と深い。

見た感じ1820㎜ほど出ているように思います。

 

実は、木造で1820㎜も持ち出すなんて耐震上難しい事なんです!!

当社の施工事例でも梁と母屋という部材を持ち出すことで、

トータル1820㎜の庇を実現した事例はありますが、

金閣寺は屋根を構成する母屋と垂木という2つの部材で持ち出されています。

しかも垂木がめちゃ細い!!(様に見える)

屋根の先端が細く見えると、建物の印象もシャープに、

そして水平ラインを綺麗に見せることが出来ます。

しかしどぉやっているのか・・・

昔の人って、すごい!!

と感じた夏でした(^^)

 

岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、

LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!!

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