こんにちは、井上です。
いつも、ブログを読んでいただいている皆様、ありがとうございます。
ご来社いただくお客様から「読みました」と言われるたびに、なかなかブログの頻度を上げられない自分に自己評価が起きますが、、、
ボチボチ続けていきますので、お付き合いをお願い致します。
最近、よく考えることがあります。
それは、「誰のために、何のために、どうして・・・」ということです。
皆さんは考えたことがあるでしょうか?
私は、誰のために、何のために、どうして生きるのか?
誰のために、何のために、どうして仕事をするのか?
誰のために、何のために、どうして成果を出さなければならないのか?
これらは、ある意味「人生の目的」を見出す問いです。
個人的な話で言えば、家族のため、親孝行のため、これまで応援してくれた人たちのため、など、私が仕事を頑張る理由はたくさんあります。
そして、リグスタイルカンパニーという会社にも、もちろん目的があります。
おかげさまで、お客様からのご依頼も少しずつ増えてきて、それに応えるためにメンバーを少しずつ増やしてきました。
もちろんその中で、なかなか思うようにいかないことや、失敗すること、私たちの家づくりをご理解いただけないことや批判を受けること、お客様にご迷惑をお掛けし、お叱りをいただくことも正直あります。
それなら、気が合う人だけと、分かってくれる人だけに、家づくりを提供していけば十分じゃないか?
それで私やスタッフが、それなりに食べていけるのであれば、あえて多くの家づくりを請け負う必要なんてないんじゃないか?
同業の経営者と話をしていると、そんな意見が出ることも少なくありません。
それでも私は、リグスタイルカンパニーの家づくりを、もっともっと多くの方に知ってほしいと思いますし、もっともっと多くの方に、私たちが建てる家に住んでほしいと思っています。
それはなぜか?
それは、まだまだ世の中にあふれる「悪意なき不適切な家づくり」による不幸を失くし、「当たり前の家づくりが当たり前にお客様の手元に届くような世界」の実現に少しでも寄与していこうと決めているからです。
前回のブログでも、東京大学の前先生「2100年後に暮らす人からありがとうと言われる家をつくろう」という言葉を紹介しました。
性能を高めて省エネ性を加速させていくことは、必要最低限です。
私たちは、そこにプラスα「それをどのように実現していくのか?」ということが最も大切だと考えています。
断熱性は、高めようと思えば高められます。気密性も、高めようと思えば簡単に高められます。ただ、住み始めて数年たったところで、その数値が担保できなくなるような建築方法では、お客様に本当の意味で価値あるサービスを提供できているとは言えません。
住宅事業者である私たちは本来、家づくりのプロとして、経験や勘に頼ることなく、1棟1棟の建築地における周辺環境や気象状況を検討し、将来における周辺環境の変化までを視野に入れた上で、科学的根拠に基づいたシミュレーションを用いながら設計を行い、設計段階で自然享受できるエネルギーも考慮して、住宅性能の最大限化を行うべきです。
また、住宅に使用する部資材においても、この”日本”で建てる”木造住宅”としての経年変化を加味することはもちろん、それぞれの部資材が持つ特有の性質に科学的アプローチを行い、長期的かつ安定的に住宅性能を保持できる選定が求められるはずです。
しかしながら現在、業界全体として、単に性能数値やデザイン性だけが先走りし、「性能数値」だけの競争、「デザイン性」だけの比較が起こり、本来大切にすべき、「どのようにその数値を出しているか」「どのように建てるのか?」は見過ごされている状況です。
だからこそ、私たちの家づくりが少しでも広く普及することで、私たちの影響力が少しでも大きくなることで、本当の意味で「2100年後に暮らす人からありがとうと言われる家づくり」が増えていくことに貢献できると信じています。
もちろん、我々も完璧ではありません。これからもたくさんの学びを繰り返しながら、リグスタイルカンパニーは、より良い住環境の普及と、お客様の生活の質の向上に寄与するために、高品質な家づくりを誠実に追求し続けていきます。
岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の井上でした!!