こんにちは!宮部です。
プラン検討前、検討時に考えておきたい事、勝手にシリーズ化第2回です。
今回は浴室を2階に設置するメリットとデメリットについてご紹介します。
プランを検討していく中で、水廻りは「2階が良い」「2階でも良い」という方や、
「2階に水廻りはちょっと…」という方、これについては意見がはっきりと分かれます。
まず2階に設けても良いと考える方のご意見としてはメリットに感じる事が多く、
①入浴、洗濯、片付けが1フロアで実現しやすい。
②入浴後、直ぐに就寝できる。
③1階にない分、LDKを広くすることが出来る。
といった所でしょうか。
①と②は、1階でも実現できますが、
1階が大きくなり、2階が寝室と子供部屋だけとなる事が多くなるので、
バランスは鏡餅の断面の様な割合になります。
土地が広かったり、予算に余裕がある方なら苦にならないかもしれませんが、
同じ合計床面積でも基礎と屋根面積が増える鏡餅形状は費用が高くなります。
そこで2階に水廻りを持っていくと1階と2階の床面積が同じくらいになり、
総2階にしやすくなります。
すると面積は同じでも費用は抑えられ、更に構造耐力上も有利になります。
ですがデメリットもあります。
①入浴の為にわざわざ2階へ上がらなければならない。
②足腰が悪くなった時に辛くなりそう。
③水漏れした時が心配…。
などなど。
①は例えば、「夕食を取る→入浴→リビングでくつろぐ→就寝」といったライフスタイルであれば、
上がって下りてなので確かに面倒ですね!
ただ着替えが収納してあるクローゼットが2階だったら、同じことになります。
「だからクローゼットも1階に欲しい!」となりがちですが、先にお伝えした通り、1階で必要な面積が更に増えたり、
LDKをいじめることに繋がります。
②も確かに考えられます。これについては考え方次第で、寝室も2階にあったら同じことが言えるし、
そもそも階段を1人で上り降りできない方が一人で入浴できるのか?という考え方もあります。
私の祖母も脳梗塞を患いましたが、その後も自分の部屋がある3階まで上り下りしていました。
人って環境になれるもんなんだなと思いました(^^)
③については熱湯を流し続けない限り、よほど水漏れする可能性はありません。
ただ万が一に備えて1階の天井に点検口は設けます。
また、もし水漏れしたとしても、水滴が天井に滴る程度なので、むしろ水漏れに早い段階で気付くことが出来ると思います。
1階の床下で水漏れしても、気づくのは遅れがちです。
今回は2階にお風呂を設けた場合のメリット・デメリットをお伝えしましたが、
何にでもメリデメは付き物で、ご自身の生活スタイルや動線をイメージした上で
検討するのが良いのではないでしょうか。
以上、岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、
注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、
LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!