こんにちは!宮部です。
少々前のお話になりますが、今月初旬に、制震金物エボルツさんからお誘いいただき、
耐震実験を視察してきました。
耐震等級3の体力面材を貼った壁を、
微振動→震度5強→震度7→震度5強→震度7という順番で揺らしていきます。
微振動から1回目の震度7まではしっかり耐えていますが、それでも数える程度の
釘のせん断破壊が見受けられます。
そして2回目の震度7で
完全に体力面材は釘から抜け落ち、構造として持ちこたえているのがやっと。
グシャンと倒壊はしませんが、住み続けることは出来ない状態でした。
震度7が2回もあれば…と思うかもしれませんが、
2016年には熊本県で2日連続で発生した事例もあります。
更に今年元旦に発生した能登半島地震では、
2006年にも震度6強の地震が発生しており、
築18年以上の建物はダメージが蓄積されていた状態です。
グシャンと倒壊しなければ、命は助かります。なので耐震等級3は必須ではありますが、
それだけでは住み続けられないという衝撃的な事実を突きつけられ、
ただただ恐怖に怯えて帰路につきました。
(私の自宅も耐震等級3のみ。)
岐阜県美濃地方では東海地震の際の震度予想が5強~6弱、
愛知県尾張北西部で震度6弱~6強という予想です。
しかし、これらはあくまで予想なので7まで到達する可能性もあります。
そうなった時に、まず第1に倒壊しない事。これは大前提。
2番目に住み続けられる事を考えると、制震金物の優位性ってすごいなと感じます。
ご興味のある方、実験動画や写真も全て公開しますので、
是非ご相談くださいませ。
最後に構造塾の佐藤先生と写真を撮っていただきました!
佐藤先生と同じ色の服装・・・光栄ですww
岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、
LIGSTYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の宮部でした!!