少し遅いですが、新年あけましておめでとうございます。
リグスタイルカンパニーの井上です。
本年も、引き続きよろしくお願いいたします。
さて、昨年からリグスタイルで開催している見学説明会や、かねてから定期的に行っている家学塾などでお伝えしている内容を、年末年始でブラッシュアップするために、いろいろと見返していた時に改めて感じたことを綴ろうと思います。
それは、地震というものの恐ろしさです。
昨年の元旦に起きた能登半島沖地震の記憶が新しい方も多くいると思いますが、地震の被害状況や、地震が起きたときのライブ動画などを見ていると、鳥肌が立つほど恐ろしさを感じます。
それと同時に、やはり地震に強い家づくりの大切さをひしひしと痛感させられます。
リグスタイルでは、地震対策に過剰性能はないと考え、かねてより許容応力度計算、耐震等級3認定、さらに制震ダンパーの標準装備を実施してきましたが、これから家を建てる方には、改めてその必要性を考えていただきたいと思います。
以前、耐震実験に立ち会わせていただき、耐震等級3の必要性や、制震ダンパーの威力を痛感したことはお伝えしたと思いますが、その耐震実験で建物を揺らしたのは十数秒だけ。
その十数秒の揺れに対して、耐震等級2の構造は、震度5・深度7の2回の地震の後に破断し、耐震等級3もその後に起きる1回の地震で破断してしまいました。(※ここでいう破断とは、耐震実験を続けられないほどの構造の損傷が見受けられる状態)
ただ、記憶に新しい昨年元旦に起きた能登半島沖地震では、震度5弱以上の地震が1日に9回も連続して発生しています。
また、東日本大震災のライブ映像を見れば、揺れている時間は十数秒ではなく、2分ほどにも及びます。
つまり、想定しているものとは比べ物にならないほどの、地震が発生しているということです。これからの発生が危惧される南海トラフ地震については、この岐阜エリアでも震度5以上が想定されています。
想定以上の地震が起きたとき、本当に家族を守れる家であるのか?
つまり、連続して起きる地震に耐えうるための対策ができている家なのか?
これはもちろんですが、家が倒壊することのリスクは、そこに住まう人のリスクだけではありません。家が倒壊すれば、目の前の道路をふさいでしまうことにもなります。
道路がふさがれるということは、避難経路をふさぐこと。
道路がふさがれるということは、救助経路をふさぐこと。
家族の安心安全はもちろん、2次的、3次的なリスクも考えたとき、やはり、家が倒壊するなんてことは起きてはならないのです。
家の耐震性能に、過剰性能はありません。
ぜひ、生涯を通して安心安全に暮らせる家を実現されてください。
以上、岐阜市を中心に、高気密高断熱とパッシブデザインで、注文住宅、新築一戸建てを手掛ける、LIG STYLE COMPANY(リグスタイルカンパニー)の井上でした。